AppleがMacのために新しく設計したチップ(Apple M1)を搭載したMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniが2020年11月17日に発売されました。
私ザックはMac mini(Mid 2010)を使い続けて約10年になり、Webブラウジングだけでも性能的にかなり厳しい状態でした。
Macを新調するにあたりIntel版が良いのかM1版が良いのかかなり悩みましたが結果的にM1版を購入する事にしました。
ここではM1 Macを購入するにあたり検討した項目について書いていますので購入を検討されている方は参考にしていただければと思います。
検討項目
みなさんは新しくPCを買われる時はどのような事について検討されますか?
私の場合は以下の項目について検討しました。
- 使用用途
- アプリの互換性
- ハードウェア性能
使用用途
まずMacを新調するにあたり一番初めに検討したのは使用用途でした。
今まで使っていたMac miniの用途は主に以下の3つでした。
- Webブラウジング
- 写真のRAW現像
- コーディング(Python、GO言語)
Webブラウジング
これまで使っていたMac miniではWebブラウジングをする時は必ず机に向かっていました。
いつもベッドに寝転がってYouTube見たりブログを読んだりできたらなぁと思っていました。
なので今回はMacBook AirかMacBook Proのどちらかを購入する事に決めました。
写真のRAW現像
これまで使っていたMac miniでRAW現像するのはかなり負荷の高い作業でした。
普段使っているカメラの画素数は2400万画素なのですが写真1枚現像するのに5分近く掛かっていました。
それでは新しいM1 Macはどうなのかと言うとAppleのWebサイトに以下の通りに記載されていましたので購入後、写真現像のパフォーマンステストをする事にしました。
M1は、最も新しいWindowsノートパソコンのチップと比べても、はるかに優れた性能を持っています。
コーディング(Python、GO言語)
最近の流行りに乗っかりPythonは主に機械学習で遊ぶのに使っています。
今のところ重いデータ分析は行っていないのですが将来的に重いデータ分析をする時に16コアのニューラルエンジンが役に立ちそうなのです。
GO言語についてはAWSのLambdaで動かす用途で書く事が殆どなのでコンパイルが遅過ぎなければ大丈夫なのですがこれも今時のMacなので大丈夫そうですね。
アプリの互換性
これはM1 Macを購入するにあたり一番心配していた事でした。
Intel版用に作られたアプリの大部分はRosetta 2を使えばM1 Mac上で動くようですが、やはり具体的に自分が使う予定のアプリが動くかどうか気になるところです。
そこで見て頂きたいのがIs Apple Silicon Ready?と言うWebサイトです。
海外サイトではありますがアプリの互換性情報がきれいにまとまっていますので使いたいアプリがM1 Macで動くか簡単に調べる事ができます。
参考Webサイト: Is Apple silicon ready?
ここでご自身の使いたいアプリを検索してM1 Macで動くか確認してみて下さい。
具体的に確認したアプリ
それでは私が具体的に何のアプリをチェックしたのかご紹介します。
私が使いたかったアプリは全て動きそうですが、気になるのがいつM1に最適化されるかですね。
ここについてはこれからも継続して確認して行きたいと思います。
M1 Macを購入される場合は念の為、ご自身で上記Is Apple silicon ready?をチェックしてみてください。
アプリ | M1 Mac対応状況 | |
M1最適化済み | Rosetta 2 | |
Atom(エディタ) | 対応済み | 未対応 |
Visual Studio Code(エディタ) | 対応済み | 対応済み |
Adobe Photoshop(写真編集) | 対応済み(ベータ版) | 対応済み |
Adobe Lightroom Classic(写真編集) | 未対応 | 対応済み |
Adobe Lightroom | 対応済み | 対応済み |
Premiere Pro(動画編集) | 対応済み(ベータ版) | 対応済み |
OBS(ゲームキャプチャ) | 未対応 | 対応済み |
Anaconda(統合開発環境) | 未対応 | 対応済み |
GO言語 | 対応済み(ベータ版) | 対応済み |
Steam(ゲーム) | 未対応 | 対応済み |
※上記結果は2021年01月29日現在の確認結果です。
結論
色々と検討しましたが、個人的にはメインPCはデスクトップを使いたいと思っています。
またメインのデスクトップPCはできるだけ長く使いたいとも思っています。
そう考えると以下の点が気になるところです。
- 各種アプリがいつM1 Macに対応するか分からない
- M1 Macのハードウェアに問題がある可能性はゼロではない
これらの点を考慮すると今回はメインPCとして購入するのではなくサブPCとして購入するのが良いとの結論に至りました。
そうすると自然とMac miniは選択肢からはずれ、MacBook AirかMacBook Proを比較検討する事になりました。
MacBook Air vs MacBook Pro
下記表に2020年版のMacBook AirとMacBook Proの主なスペックをまとめました。
こうしてみると輝度と駆動時間こそMacBook Proが優れているものの重量についてはMacBook Airが優れています。
サブPCとして導入する事を考慮すると輝度と2時間長い稼働時間よりも110g軽い方が適していると考えました。
比較項目 | MacBook Air | MacBook Pro | |
ディスプレイ | サイズ | 13.3インチ | 13.3インチ |
解像度 | 2,560x,1,600ピクセル | 2,560x,1,600ピクセル | |
輝度 | 400ニト | 500ニト | |
色域 | 広色域(P3) | 広色域(P3) | |
CPU | 8コア | 8コア | |
GPU | 8コア | 8コア | |
Neural Engine | 16コア | 16コア | |
メモリ | 8GB(16GB選択可能) | 8GB(16GB選択可能) | |
ストレージ | 256GB〜2TB SSD | 256GB〜2TB SSD | |
駆動時間 | 18時間 | 20時間 | |
ポート | USB 4/Thunderbolt x 2 | USB 4/Thunderbolt x 2 | |
重量 | 1.29kg | 1.4kg |
今後について
以上の検討を結果、MacBook Airを購入する事にしました。
すでにM1最適化済みのアプリは良いとして気になるのはRosetta 2を使って動くアプリがどれくらいちゃんと動くかです。
今後このブログで各種アプリが正常に動くか検証して結果をシェアしたいと思います。
それではここまでお付き合い頂きありがとうございました!